あれは茹だるような暑さが続いていた八月の午後のことでしたが、私は庭の生垣を剪定しようとハサミを入れた瞬間、右手の甲に焼きごてを押し当てられたような衝撃的な痛みを感じ、何が起きたのか理解するよりも先に、視界の端で数匹の細長いハチが飛び交うのを見て、足長蜂に刺されたらどうすべきかという断片的な知識が脳裏をよぎりました。一目散に家の中に駆け込み、水道の蛇口を全開にして冷たい水を患部に当て続けましたが、痛みは引くどころか拍動に合わせてズキズキと増していき、私は自分の不注意で生垣の中に隠れていた巣を刺激してしまったことを激しく後悔しました。よく見ると針の跡が赤くポツリと残っており、私は震える指で毒を絞り出そうとしましたが、皮膚が厚いためかうまく排出できず、次第に手の甲全体が不自然に白く盛り上がり、その後は紫がかった赤色へと変色していく様子を絶望的な気持ちで見守るしかありませんでした。一時間も経つと、手の甲はグローブをはめたようにパンパンに腫れ上がり、指を曲げることさえ困難なほどの熱感と痛みに襲われ、私はかつて経験したことのない不快感の中で、これは単なる虫刺されではない、一つの「事故」なのだと痛感しました。私は市販の強力なステロイド軟膏を塗り、保冷剤をタオルで巻いて患部に当て、一晩中保冷剤を交換し続けましたが、翌朝になっても腫れは腕の関節まで広がり、私は恐怖を感じて近所の皮膚科へ駆け込みました。医師からは「処置は早かったけれど、やはりアレルギー反応が強く出ている」と言われ、強い飲み薬と軟膏を処方されましたが、完治までに十日間を要し、その間の執拗な痒みは痛みよりも辛いものでした。足長蜂に刺されたらという事態を想定してポイズンリムーバーを常備していなかったことや、作業前に周囲を確認しなかったことが今回の最大の反省点であり、あの日以来、私は庭に出る際は必ず白っぽい長袖を着用し、事前に長い棒で茂みを叩く「安全確認」を欠かさないようになりました。自然は美しいだけでなく、このように隠れた牙を持っているということを、私は右手に残された僅かな傷跡を見るたびに思い出し、あの夏の日の激痛を教訓にして、慎重で賢明な庭仕事の習慣を維持しています。
庭仕事中に足長蜂に刺された私の激痛体験記